「製薬会社のマーケティング術」#18

2019.07.12

2019/07/12 第18回 plusus meetsレポート

「製薬会社のマーケティング術」

 

第18回plusus meets開催しました!

今回はロート製薬の竹田さんに『ロート流マーケティング』をテーマとしてプレゼンしていただき、マーケティングの知見を学びました。  

話は、ロート製薬の会社紹介から始まり、竹田さんが携わってきた商品(肌ラボ、Obagi)のマーケティングについてご紹介いただきました。肌ラボの説明をしている中で、飯塚さんから「どんなきっかけで商品の発想が浮かぶのですか?」という質問がありました。発想はマーケット起因から始まり、それにモノづくりがついてくるというパターンがロート製薬では多いとのこと。作ろうと思って、作ったらマーケットにハマったというのが実情ですと竹田さんは語りました。ただ、そういった発想の起因で商品開発ができるのは、ロート製薬に製品開発力があるからこそできるそうです。例えば、ヒアルロン酸はこれまでロート製薬が目薬を作ってきたからこそ得た知見であり、ヒアルロン酸に着目してスキンケア商品を作るという発想はロート製薬ならでは、とのことでした。他にも皆さんからの質問に返答いただく中でも、ロート製薬の製品開発力に対する自信が感じられました。

続いて、議論は企業によって「マーケティング」の意味合い・あり方が異なるという話になりました。今回のロート製薬竹田さんの商品開発の話とテルモ近藤さんの商品開発の話を踏まえて、岡本さんが議論をまとめました。昔はプロダクトアウトで「作れば売れる」という発想から商品開発を行っていた。しかし、今は変化している。1つのパターンは、開発部が売れることを考えて商品を開発する。そして、マーケティング部が施策を行い、顧客が勝手に買ってくれる状態まで持っていく。これは主にBtoB向きのマーケティング。一方もう一つのパターンは、マーケターが行列の理由を探ったり人間観察をしながら顧客の声を拾い、開発部を動かして商品を開発してもらう。これはマーケットインで主にBtoC向きのマーケティング。議論を通して、時代や会社(to B、to C)によって、発想の元(プロダクトアウト、マーケットインなど)が違うということがわかりました。

 

竹田さん、とても興味深いマーケティングの知見をご紹介いただき、ありがとうございました!!