Agile開発 〜IT開発からひもとくチーム&プロジェクトマネジメント〜 #19

2019.09.19

今回はplususメンバー 岡本さんのお知り合いであるNTTコムウェア アソシエイトエバンジェリストの上栗さんをゲストとしてお呼びし、「Agile開発」についてレクチャーしていただきました!

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まずIT開発の現場が変わりゆく流れを話しながら、あまり聞き慣れないIT用語の説明をしていただきました。

IT開発の現場は、IT が普及していなかった頃には、業務を効率化するための手段となっており、IT化による利益を受け取るのは業務オーナー、という構図でした。その後、ITが津々浦々に普及していき、ITがビジネス自体を生み出すことができるようになりました。

その市場の中での開発に求められることは、顧客に体験を他社よりいかに早く提供できるかという点に移り変ってきました。

 

【DevOps】

DevOpsとは、2009年に生まれたシステム・サービス開発のムーブメント。顧客のビジネスを可能にするために、開発(Development)と運用(Operations)をの連携と、顧客への価値提供をサイクルで回していく考え方。。

上栗さんがDevOpsに携わってみて

  • DevOps は方法論ではなく考え方であること
  • ITビジネスに特化しているわけではなく、働き方そのもの
  • 今までの企業ルールでは超えられない壁がある

と感じたそうです。

また、開発の技法にも変化が起こり、これまでのWater fall(全ての見通しが立ってから作り始める技法)のほかに、新たにAgile(変化に対応して常に現物を重視する技法)が生まれました。ITの上流・下流工程という考え方でも変化が起こり、Water fallでは開発が下流にいるが、Agileは開発が上流にいることになる。Agile開発の強みは、何回もSprintを回せることにあると飯塚さんは分析しました。

話は本題のAgile開発について、上栗さん自身の経験を元にいろいろと語っていただきました。

Agile開発の作り方は、スクラム体制を敷き、三権で分担し役割を分け合う形になります。

  • 1人 プロダクトオーナー:プロダクトに対する権限
  • 1人 スクラムマスター:足りないものを補う、PMに近い、教育もする
  • 3-5人 開発チーム:プロダクトを開発する

3つの役割の中で上下があるわけではありません。一般的なのピラミッド型ではなく、三権分立型の役割分担になります。

上栗さんはAgile開発をやってみて、

  • アジャイルでは、要件は「変更できるもの」ではなく「トレードオフ」。これをステークホルダ、および関係者と共有できないと、プロジェクトは破綻する。
  • アジャイルで開発するプロダクトが成功するためには、自らが事業を考え推進する戦略性が問われる
  • アジャイルは魔法の開発手法ではない

と感じたそうです。

メンバーからはそれぞれ自分が働く業界でAgile開発のような働き方・考え方ができないかという視点で質問や議論が飛び交いました。ただ、このAgile開発の良さやあり方をみんなが気づいて理解されないと難しいという結論になりました。

最後に、チームの最適人数の話になり、上栗さんから「2枚のピザ理論」を紹介していただきました。『2枚のピザ理論』とは2枚のピザを分けられるくらいの人数がチーム最適人数であるという理論です。Agile開発チームでは、たいてい計5,6人(MAX8人)のチームを組むことが多いそうです。それくらいの人数でないとフルメッシュでの意思疎通はできないと上栗さんは語りました。このくらいの人数であれば、意思の疎通や、ビジョン・判断基準の共有など、チームビルディングがしやすくなり、成果創出に繋がるそうです。

 

会を通してAgile開発の考え方は、IT業界に閉じない考え方であることがわかりました!

上栗さん、とても興味深いお話ありがとうございました!!またの参加をお待ちしております!